takminの書きっぱなし備忘録 @はてなブログ

主にコンピュータビジョンなど技術について、たまに自分自身のことや思いついたことなど

若いうちは具体的な夢は持たない方がいい

できるだけ若い時に夢を持った方が良いと思うけど、具体的でない方が良い気がする。
夢を持つことで、努力する先とか、勉強の意義とかわかるから、早い方が良いとは思うんだけど、あまり具体的すぎると自ら色々な可能性の芽を摘んでしまいかねない。

例えば、将来ミュージシャンになりたいと思ったら、それと関係ないあらゆる可能性(学問とか)を若いうちに排除してしまいかねない。
だけど、ミュージシャンやプロ野球選手みたいな夢は、適わない可能性の方が遥かに高いわけで、そういう人たちが夢に挫折したとたん、新たな目標を見つけられず、悶々とした日々を送ってしまう。

僕は若いうちはもっとざっくりした夢、「こういう人間になりたい」、「世の中をこう変えたい」、みたいな感じで良いのではないかと思う。ミュージシャンとか、プロ野球選手とか、そういう職業は、「なりたい人間になる」、あるいは「世の中を変える」手段だと思えば、その職業がダメでも別の手段を探すことができて選択肢が広がるし、何より高い視点を持てると思う。

もちろん、大人になるにつれて職業の可能性をどんどん絞り込んで、より具体化していかなくちゃいけないんだけど。

逆に具体的な職業を選択するにあたっては、例えばミュージシャンになるのなら、「どうしてミュージシャンになりたいのか」、「どんなミュージシャンになりたいのか」、「人にどんなことを伝えたいのか」っていう、職業そのものよりも、その職業を通して何をしたいのか、何になりたいのかが大事なんじゃないかと思う。

つまり、職業っていうのは目的ではなく、手段であるべきなんじゃないだろうか。もし職業が目的になってしまったら、就いた時点で目的を達成してしまったことになって、やっぱりそこで目指すものを見失ってしまいかねないし。