takminの書きっぱなし備忘録 @はてなブログ

主にコンピュータビジョンなど技術について、たまに自分自身のことや思いついたことなど

ポジティブ病という病

症状:

  • 努力を続けていけば、いつか夢はかなうと信じている。
  • 悩んだらまずは行動を起こすこと、挑戦することが大事だと信じている。
  • 劣等感や閉塞感を抱えている人間を理解できず、行動を起こさないことを心の弱さや怠けであると非難する。
  • 自分の成功体験が他人にも当てはまるものと勘違いしている。

ポジティブに考えることがまったく間違っているとは思わない。悩みすぎずに行動を起こすことも時に必要だとも思う。
でも、世間でポジティブだとか前向きだとか言ってて、あるいは「まーなんとかなるよ」って言っている人たちの大半が、ただの楽観主義な気がする。なかには、周りの情報を自分の都合の良いように解釈して、現状認識ができていない破滅的なケースもある。

良い意味のポジティブというのは、第一に自分を好きになることで、でも自分自身の実力と外的な環境は冷静に分析し、待つべき時は待ち、前へ進むべき時は、悩みつつ、恐れつつ、意志をもって進むことだと思う。